プリンセスになる条件―地中海の王子たち〈3〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「気は確かなのか?」突然、男性の声がして、愛馬をねぎらっていたミリーはぎくりとした。高すぎる生け垣を馬で飛び越えるところを見られたんだわ。しぶしぶ顔を上げた彼女は、さらに仰天した。目の前に、マルディビノ公国の皇太子ジャンフェロが立っていたのだ。屋敷に滞在していることは知っていたけれど、堅苦しい席が苦手なミリーは会うのを避けてきた。それにしても、どうして彼は痛いほどのまなざしで見つめてくるの?もうすぐ姉に結婚を申し込む人なのに。
内容(「MARC」データベースより)
伯爵令嬢ミリーは、生け垣を馬で飛び越える現場を、屋敷に滞在中の皇太子ジャンフェロに目撃されてしまう。どうして彼は痛いほどのまなざしで見つめてくるの? もうすぐ姉に結婚を申し込む人なのに…。
美しき夢破れ (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
それは誰の目にも理想的な結婚に見えた。ザックはどんな女性も虜にしてしまうような男性で、しかも大企業の経営者。ヴィクトリアも上流家庭の生まれで、このうえなく美しい二十歳の輝ける花嫁だった。ふたりは愛し合って結ばれたと、ヴィクトリアは信じていた。初夜の明けた朝、ザックが愛人のもとに駆けつけたと知るまでは。その朝早く、ザックは電話を受けて出ていった。彼女はまた寝込んでしまい、目覚めると彼が優しくキスをしていた。だが両手を広げてベッドに誘ったヴィクトリアを、彼は拒んだ。何かおかしい―そのヴィクトリアの直感は当たっていた。早朝の電話のわけを知ったヴィクトリアは彼の前から姿をくらます。一方ザックは、思いもかけなかった展開に…。
熱い敗北 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ゾーイはドキュメンタリー映画監督として忙しい日々を送っていた。彼女にとって仕事は、何にも代えがたいほど大切なもの。どんな男性であっても、それに代わることはできない。恋に溺れたり、愛に生活を支配されるなんて想像もできなかった。降りしきる雨の夜、あの男とかかわりあうまでは。仕事から車で帰る途中のことだった。窓越しに突然現れた、身なりも汚れた大柄の男性は、車が故障したから、近くまで送ってほしいという。だが、夜ひとりきりの車に、見ず知らずの男性を乗せるつもりはない。タクシー会社に連絡するとだけ約束して、彼女は強引に車を出した。この約束を彼女が思い出すのは、家に帰ってしばらくしてからだった。人生が大きく変わり始めることにも、彼女はまだ気づいていなかった。
一年間の天国 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
二十六歳のジェニーは十年前に両親を亡くして以来、伯母から借りた農場で暮らし、そこから得られる収入で妹のレイチェルとベスとの生活を守ってきた。だが、伯母が亡くなると農場は伯母の息子ロナルドに遺された。ギャンブルや麻薬に手を出し、借金がかさんだロナルドはジェニーたちを追い出して農場を開発業者に売り払う気でいる。ただし伯母の遺言状には、ある条件を満たせば、農場はジェニーのものになるという条項が書き添えられていた。その条件とは、伯母の継子ウイリアムが自分の事業を捨て六週間以内にジェニーと結婚して農場で暮らすこと。ウイリアムとはジェニーが十歳のときたった一度会ったきり。そんな二人がいきなり結婚?結婚なんて。
異国のドクター (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
父が事故に遭い、意識不明の重体―突然の知らせを受け、ダニエルは父のいるイタリアへ向かった。決して仲のいい父娘とは言えず、息子を望んでいた父が、愛情を向けてくれたためしはない。でも母を亡くした今、たったひとりの肉親なのだ。ダニエルは我が身も顧みず、不眠不休で病床につき添った。そんな彼女を優しく支えてくれたのは、父の主治医カルロ。ときに独善的だけど、イタリア一の腕を持つ魅力的なドクターだ。ダニエルは、日増しに強くなるカルロへの好意を抑えようとした。彼の心に自分が入る隙間などないと、知っていたから。
内容(「MARC」データベースより)
父が事故に遭い、意識不明の重体-。突然の知らせを受け、父のいるイタリアへ向かったダニエルは、我が身も顧みず不眠不休で病床につき添った。そんな彼女を優しく支えてくれたのは、父の主治医カルロだった…。
思いは炎のように (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
祖父の死の直後、十年ぶりに故郷に戻ったアレクスを迎えたのは、母親のいとこにあたるヨークの疑いに満ちたまなざしだった。髪の色がすっかり変わり、美しく成長したアレクスを、祖父の遺産を狙う偽者ではないかとヨークが疑うのも無理はない。一方アレクスにしても、けっして楽しい帰郷ではなかった。祖父もヨークも、母を屋敷から追い出した非情な男たちだったから。アレクスはいまさら遺産を相続する気などなかったが、母にかかわる大事な手紙を見つけるため、屋敷に滞在することにした。でも、そう決めたのは間違いだったかもしれない。少女のころ、ヨークにキスされた記憶はいまもなまなましい。彼が近くに来ただけですぐに反応してしまう自分を、アレクスはどうすることもできなかった。そしてヨークも、それを知っているかのように唇を重ねてきた…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
パワー,エリザベス
イングランド南西部最大の都市で、古い歴史を持つ港町ブリストルに生まれ、現在は、この町に三百年前に建てられたコテージに夫とともに暮らしている。読書家で、作家を志したのは十代のころ。たいへんな動物愛好家。ヴェジタリアンでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
誓わなかった花婿 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「誓いません」牧師が誓いの言葉を促すなか、花婿のエイダンは無情に宣告した。結婚式の当日、花嫁であるインディアを捨て、彼は去っていった。始まりは、あるパーティ会場で口にされた冗談半分の賭だった。家名だけは立派な貧乏貴族の家に生まれたインディアは、金持ちの夫を見つけてみせると友人に宣言したが、そこに現れたのが、冷酷無比と噂される実業家のエイダンだった。インディアは賭のことも忘れて彼の魅力に圧倒され、結婚を決意する。土壇場で彼が去っていったのは、賭の話を耳にしていたから?そして悪夢に終わった結婚式から一年後、再びエイダンが現れた。彼はインディアの父に多額の金を貸していて、しかもインディアが欲しい気持ちには今も変わりはないという…。
結婚の真実 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
サラはロンドンでの暮らしを楽しんでいた。満足のいく仕事も手に入れ、すばらしい友人にも囲まれている。半年前までのみじめな結婚生活は嘘のようにさえ思える。そう、二度とダモンに会わなければいいだけ…。ある日サラは、ボーイフレンドのジュリアンが、こともあろうに彼女の部屋で女性と密会している現場に出くわす。思わず取り乱し、走り去ろうとして、逞しい男性の体にぶつかった。ダモン―私の夫。なぜ彼がここに?サラを追いかけてきたジュリアンに向かってダモンは言い放った。「僕はサラの新しい愛人だ」愛人?いったいどういうこと。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウォーカー,ケイト
イングランド中部ノッティンガムシャーの生まれだが、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育った。ウェールズ大学、大学院に学び、ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得した。児童館の司書から出発し、息子の誕生を機に作家活動を開始した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
苦い別離 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「ぼくたちは、やり直すべきだ」突然現れた別居中の夫ジェレドの言葉に、テレーザはうろたえた。わたしが家を出て一年半もたつというのに、いまさら会いに来て、そんなことを言いだすなんて!ふたりは出会ったとたん恋に落ち、三カ月後には挙式した。しかし、幸せな結婚生活は長くは続かなかった。夫には愛人がいたのだ。こちらを見つめる彼の瞳にはまだ情熱が宿っているけれど、わたしはもうこれ以上傷つきたくない。テレーザは彼から逃れようと、一歩あとずさった。
内容(「MARC」データベースより)
突然現れた別居中の夫ジェレドにやり直そうと言われ、テレーザはうろたえた。ふたりは出会って3ヵ月後には挙式したが、幸せは続かなかった。夫には愛人がいたのだ。もうこれ以上傷つきたくない。テレーザは一歩あとずさった。
緋色の花嫁―アルコラール家に愛を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
エストレーリャには、身持ちの悪い女というレッテルが貼られていた。父親のアルフレドはそのイメージを払拭しようと、次々に縁談を持ちかけ、娘を早く結婚させようとする。今日もラモン・ダリオという男性が訪ねてきた。これで十人目だ。彼の目的は、アルフレドが所有するテレビ局の買収。その条件としてあがったのが、エストレーリャとの結婚だ。父親に促され、彼女は沈んだ心でラモンの待つ部屋へと向かった。いつものように愛のないプロポーズを受け、いつものようにノーと答えるために…。だがラモンが口にしたのは、意外な言葉だった。
内容(「MARC」データベースより)
エストレーリャには、身持ちの悪い女というレッテルが貼られていた。父親のアルフレドはそのイメージを払拭しようと、次々に縁談を持ちかけ、娘を早く結婚させようとする。今日も、ラモン・ダリオという男性が訪ねてきた。
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